ブログを始めた以上、飼育生物の分類を適当には認識していてはいけないと思い始めました。
嘘を書いたらすぐバレてしまいますし半端なことは書けません。
そこで勉強のために両生類の洋書を新たに数冊買いました。
今までの私の教科書は、これでした。
Newts and Salamanders: Everything About Selection, Care, Nutrition, Diseases, Breeding, and Behavior(1997)
Newts and Salamanders: Everything About Selection, Care, Nutrition, Diseases, Breeding, and Behavior(1997)
欲しい情報がだいたい揃っていて、値段の割にかなりお買い得だと思います。
今は新版が出ていますし、おすすめです。
ただ、ドワーフサイレンの亜種分類までは詳しく記載されていませんでした。
今回はドワーフサイレンの亜種分類について考えていきたいと思います。
サイレン科(Sirenidae)は2属存在します。
サイレン属(Siren)
ドワーフサイレン属(Pseudobranchus)
これはどのソースにおいてもかわりはありません。
問題なのはドワーフサイレン(Pseudobranchus)を
Pseudobranchus striatus1種とするのか、
P. striatusとP. axanthusの2種とするということです。
新たに購入した2冊、
A Field Guide to Reptiles & Amphibians: Eastern and Central North America(1998)
は前者の内容ですが、
Caudata Culture Species Entry - Pseudobranchus
レッサーサイレン - [爬虫類・両生類の図鑑・写真] All About
では後者としています。
ネットという性質上、後者の方が情報が新しいと考え(ただ出典を私自身が確認出来ていないが)、当ブログは基本的にCaudata Cultureを参考にしていこうと思いますので、Pseudobranchusは2種である、という立場から今後ブログを進めていこうと思います。
ちなみに、うちのノーザンドワーフサイレンが何者かがわかりました。
Broad-Striped Dwarf Siren / Pseudobranchus striatus striatus
つまり基亜種です。新しく購入した本に詳しい解説が模様の図入りで載っていました。
"Dark middorsal stripe flanked by broad yellow one"と。
写真ではわかりませんが、背中の中央に一本茶色い線が入っており、これが他の亜種にはない特徴とのこと。
参照:A Field Guide to Reptiles & Amphibians: Eastern and Central North America: 431
さぁ全5亜種コンプリート目指すか?????
Newts and Salamandersはこの前私も購入しました。
返信削除通勤時に読んでいますが、表紙で他の人を(意図せず)威嚇せぬよう書店のカバーを付けていたりします。
もう一冊勢いで買ってしまった洋書がG.Kingsley Noble著の"the Biology of the Amphibia"です。
東大出版の「両生類の進化」の著者がバイブルのようなものと紹介していたので思わず洋書古本サイトを検索&ポチりました。8,000円ほどしてしまいましたが、定価は$4.5 …いつの為替だぁ。
>コンプリート
もの凄く応援します。繁殖方法の確立まで是非とも!
the biology of the amphibia羨ましいw
返信削除その本欲しいけどamazonで売り切れやから買えてないんですよね。
「両生類の進化」にはやはりドワーフサイレンは一種、という内容でした。
著者の松井正文先生の論文はいくつか読みました。
ちょっと憧れの人です。
応援ありがとうございます。ぜひとも繁殖方法確立したいですね。